どこまでも青いブルー

どんなあしたが待ってるんだろう。なんてね。

舞台「ジュリエット通り」みてきました。

どうも、こんにちは。
24日の金曜日。
すこし肌寒いと思い長袖2枚重ね着して行ったら渋谷駅から文化村までの徒歩と興奮と胸の高鳴りで汗びっしょりになりました。
襟足ぐっちょぐちょなんですけどわたしこれから観劇するっていうのに滝汗なんですけど。
なんなんでしょうか、これは。
(安田さんは半袖でおでかけしたんですね。正解。ではないとおもいますw)

これ以降、舞台の内容含みますが、何せろくに理解できていないのでネタバレとなるかは不明ですが、すこしでも内容に触れたくない方はお戻りください。















さてさて、パンフレットを購入して、いざ着席。
なに、この見やすい席は。
本当にありがとうございます。



わたし、安田章大さんに会いに行ってきますとか寝言言ってましたけど、嘘でした。
田崎太一さん以外のなにものでもなかった。


ジュリエット通りという演目と、さくっと読んだあらすじでは、到底想像し得ない内容でした。
難解でした。
わたし、割と小説とか読んでる方だとは思ってましたが、理解力というか、読解力が足りなさすぎですわ。
まず、時代背景がはてな
過去?現代?それともパラレルワールド??
途中からはパラレルワールドだと思ってみていました。
最初と最後が繋がったんだなぁというところはわかりましたが、それ以外のシーンは今必死に噛み砕いてるところです。
迂闊に書けないです。
印象に残った言葉は
「ゴミじゃない」
「ここにいる」
なぜか涙腺がゆるむ。
全部が全部わからなかったわけではないのですが、やはりはてなが頭にたくさん。
見終わった後でサイトのあらすじを読んだら、ん??内容違う舞台??
ただ、これで脳内補完すると、最初はずーっとヒリヒリだった太一君が、だんだんかどが取れる瞬間があったような気がした(あれ?違う人じゃね?って感じに笑ったりとか)ので、スイレンさんに惹かれていくごとに変わったのかなあとか。
好きだ愛してると抱きしめるだけが恋愛の魅せ方ではないのかな、と。

ロミジュリ的な要素を探すとすると、やはりバルコニーを太一が見上げるシーン。

あと、最後のスイレンという名を捨てる〜(違ってるかも、うろ覚え)ってところが
「キャピュレットの名を捨てますわ」
なのかなぁ?

でも今冷静に考えて振り返ってみると必死こいて崖登ってるだけで(バルコニーに続く塀です)めちゃくちゃ愛は感じたけれども。(ここめちゃくちゃかっこよかった)

誰に感情移入するかでまったく受ける印象がかわると思います。
個人的に一番わかりやすかったのはダリア姉さんかなぁ…


高岡早紀さんと趣里さんの存在感。
素敵すぎました。
特に、趣里さん可憐すぎた。
同い年の女性を見て、可憐だなぁという感想を抱いたのは生まれて初めてです。


さて、そんな難解な脚本の中で主役と位置付けられた田崎太一さんは、というと。


最初っからずーっとヒリヒリしてる!
拡声器!チャリンコ!なにそれ!!
怒りや苛立ちをすっごい分厚く纏ってました。
やすくん華奢なのにすっごいエネルギー、熱量で
立ち姿、目つき、仕草、うわーやすくんってこんなお芝居するんだなぁ。
素晴らしい舞台俳優ではないか。
すっごい精神すり減らして役と向き合ってるんだろうなぁと。
ものすごく精悍な顔付きでした。
陳腐な言葉でそれしか言えない自分が滑稽ですらありますが、大変格好よく、美しかったです。

後半にはヒリヒリがすこし隠れたり、不安な表情だったり、笑ったり、ステップ踏んじゃったり(ここものすごーくなぜか胸が詰まった。楽しいのに哀しい、みたいな。)ここの前のダリアさんとのやりとりも鼻がツンとしたんだよな、優しさが云々って感じでした。うろ覚えもったいない。

で、雨が降ってくるんですよ。
すこしずつ地面も湿って。

これも月並みな言葉ですが
嗚呼、これが水も滴るいい男なのかと。

色気だだもれすぎて。


で、ですよ。ラストシーン手前のバルコニーへよじ登るところ。

素敵すぎか。
なんだ、なんなんだ。

太一がスイレンに言う「ここにいる」
なんだか涙がでてしまった。


ひらひらと舞い散るお札がまた儚げで綺麗でね。


水たまりが、できてたんです。
そんなにびっしょりなわけではないんだけど。
最後、座り込んだ太一くんがほぼ正面で。
ふと双眼鏡を覗いてみたんです。

うまく表現できないのが悔しいのですが、水たまりに映る太一くんまで見えてすごーいきらきらしていて美しくて。

鋭さと、美しさと、狂気。

あー。

なんて美しいんだ。

今日、この時、この瞬間、この場所にいられてよかったなぁと。
心から思いました。



カーテンコールでは、安田章大さんで。
うおーーーーはじめてじゃないけどはじめましてーーー!!

ものすごーく、魅力的なお人でした。

全部かっさらわれて帰途につきました。




急だったけれど、ほんとに見にこられてよかったなぁ。
のこりの公演も、ハードなスケジュールだとは思いますが体調など気をつけてがんばってください。

安田章大さん、これからよろしくお願いいたします♡